スタイリングカウンセラー®Basic講座Vol.2はカラー診断実習と色の効果的な使い方と色の及ぼす心理効果です。似合うだけではなくファッションにおいての使い方、感情効果などを詳しく学びます。
カラー診断とは、自分に似合う色(パーソナルカラー)を見つけるための診断です。肌の色、髪の色、瞳の色などをもとに、顔映りが良く見える色のグループを特定し、ファッションやメイクに活かすことができます。
カラー診断の基本タイプ
ブルーベース(ブルベ)とイエローベース(イエベ)は、パーソナルカラー診断における分類の一つで、肌の色や髪、瞳の色に基づいて、似合う色を判断する際に使われます。
1. ブルーベース(ブルベ)とは?
青みがかった肌色を持つタイプ。透明感があり、ピンク系の肌の人が多いです。
特徴
- 肌の色が青みやピンクがかっている
- 血管が青く見えやすい
- 髪の毛が黒髪やアッシュ系になりやすい
- 瞳の色が黒〜ダークブラウン
- シルバーアクセサリーが似合う
似合う色
- 青みを帯びた色(寒色系)
- ピンク(ローズピンク、青みピンク)
- パープル(ラベンダー、すみれ色)
- ブルー(ロイヤルブルー、ネイビー)
- グレー(クールグレー)
- シルバー系のアクセサリーやメイク
2. イエローベース(イエベ)とは?
黄みがかった肌色を持つタイプ。健康的で血色の良い印象があります。
特徴
- 肌の色が黄みがかっている
- 血管が緑っぽく見える
- 髪の毛がブラウン系になりやすい
- 瞳の色が明るめのブラウン
- ゴールドアクセサリーが似合う
似合う色
- 黄みを帯びた色(暖色系)
- ベージュ(アイボリー、キャメル)
- イエロー(マスタード、ゴールドイエロー)
- オレンジ(アプリコット、テラコッタ)
- グリーン(オリーブ、カーキ)
- ゴールド系のアクセサリーやメイク
3. ブルベ・イエベの種類4シーズン
さらに、ブルベとイエベはそれぞれ「春・夏・秋・冬」の4つのシーズンに分類されます。
- ブルベ夏(サマー):ソフトで明るめの青みカラーが似合う
- ブルベ冬(ウィンター):はっきりとした青みの強いカラーが似合う
- イエベ春(スプリング):明るく華やかな暖色系が似合う
- イエベ秋(オータム):深みのある暖色系が似合う
カラー診断は大きく分けて「4シーズン分類」が一般的です。
🌸春(スプリング)
- 明るく温かみのある色が似合う
- 例)コーラルピンク、イエロー、アプリコット、キャメル
- 有名人例:石原さとみさん、佐々木希さん
🍁秋(オータム)
- 深みのある落ち着いた暖色系が似合う
- 例)カーキ、オレンジ、ブラウン、マスタード
- 有名人例:北川景子さん、綾瀬はるかさん
❄冬(ウィンター)
- 鮮やかでコントラストの強い色が似合う
- 例)ビビッドピンク、ロイヤルブルー、ブラック、ワインレッド
- 有名人例:菜々緒さん、柴咲コウさん
🌿夏(サマー)
- くすみのある涼しげな色が似合う
- 例)ラベンダー、スカイブルー、ローズピンク、グレージュ
- 有名人例:広瀬すずさん、新垣結衣さん
カラー診断のメリット
✅ 顔色が良く見える → 健康的で明るい印象に!
✅ おしゃれが簡単になる → 似合う服やメイクが選びやすい!
✅ 自信が持てる → 第一印象アップ&魅力が引き立つ!
カラー診断の受け方
- 自己診断(オンライン診断や鏡を使ってチェック)
- プロ診断(専門家に見てもらう)お客様のご要望があり、スタイリングカウンセラー®講座の中のカリキュラムとして、カラー診断は欠かせません。ただし、似合う色だけではなく、洋服は色の他に、素材とデザインの要素が加わるので色だけで判断せず、ファッションに置き換えてご提案できることが必要です。また、色にはそれぞれ心理的な影響があり、感情や行動に影響を与えることが知られています。以下に代表的な色とその心理効果を紹介します。
🌈 色の心理効果 🌈
🔴 赤(エネルギー・情熱・興奮)
- 気分を高揚させ、行動を促す
- 食欲を増進させる(飲食店のロゴやメニューによく使われる)
- 注意を引く(警告やセールの表示など)
👉 使いどころ:プレゼンやスポーツウェア、食卓周り
🟠 オレンジ(活力・親しみ・創造性)
- 明るく元気な気分を引き出す
- 社交的な雰囲気を作る
- 食欲を刺激する(ファストフード店にもよく使用)
👉 使いどころ:カジュアルな場、チームワークが大事な場面
🟡 黄色(幸福・希望・注意)
- 楽しさやポジティブな印象を与える
- 注意を引きやすい(交通標識や広告)
- 知的活動を活発にする(勉強や創造的な作業に向いている)
👉 使いどころ:ノートやメモ、教育現場、子供向けのアイテム
🟢 緑(安心・調和・リラックス)
- 心を落ち着かせ、リラックス効果がある
- 目に優しく、疲れを和らげる
- 安全や健康の象徴(病院や自然のイメージ)
👉 使いどころ:リラックススペース、寝室、健康関連のデザイン
🔵 青(冷静・信頼・集中)
- 気持ちを落ち着かせ、集中力を高める
- 清潔感があり、誠実な印象を与える(企業のロゴにも多い)
- 食欲を抑える(ダイエットに役立つ色)
👉 使いどころ:オフィス、会議室、勉強部屋、銀行・企業のブランドカラー
🟣 紫(神秘・高貴・創造性)
- 直感力や想像力を刺激する
- 高級感や神秘的な雰囲気を醸し出す
- 癒しの効果がある(スピリチュアルやヒーリングに活用)
👉 使いどころ:アート系の場面、美容・リラクゼーション施設
⚫ 黒(威厳・高級感・ミステリアス)
- 権威や強さを象徴する
- 高級感を演出する(ファッションやブランドのロゴ)
- 他の色を引き立てる(モダンで洗練された印象)
👉 使いどころ:フォーマルウェア、高級ブランド、シンプルなデザイン
⚪ 白(清潔・純粋・シンプル)
- 清潔感があり、空間を広く見せる
- 余白の効果で落ち着いた印象を与える
- どんな色とも組み合わせやすい
👉 使いどころ:病院、ウェディング、ミニマルデザイン
🩶 灰色(落ち着き・控えめ・バランス)
- 無機質で目立たないが、他の色を引き立てる
- 落ち着いた雰囲気を演出
- フォーマルで洗練された印象を与える
👉 使いどころ:ビジネスシーン、大人のファッション
🎨 色の活用方法
- ビジネス → 青やグレーで信頼感を、赤で情熱を演出
- ファッション → 黒で引き締め、白で清潔感を、ピンクで柔らかさを出す
- インテリア → 緑や青で落ち着いた空間、黄色で明るい雰囲気を作る
色の選び方ひとつで、印象や気分が大きく変わります。シーンに合わせて上手に使えるように学んでいただきます。