ハウスオブ・GUCCIに愛と感謝を込めて

ファッションレポート

 

 

このマークと言えばGUCCI!

グッチオ・グッチが1921年に創業したイタリアのファッションブランドです。

 

映画ハウス・オブ・グッチは、グッチ家の光と影を描いたサラ・ゲイ・フォーデンの「ハウス・オブ・グッチ 上・下」が原作。作中では、グッチ一族の確執の中で起きたグッチ創業者の孫マウリツィオ・グッチの殺害事件が描かれている。同作には、レディー・ガガ(Lady Gaga)がグッチ家崩壊のきっかけとなる謎めいた女性パトリツィア・レッジアーニ役として出演。アダム・ドライバー(Adam Driver)がマウリツィオ・グッチ役を演じる。このほか、ジャレッド・レト(Jared Leto)がパオロ・グッチ役、アル・パチーノ(Al Pacino)がアルド・グッチ役、ジェレミー・アイアンズ(Jeremy Irons)がロドルフォ・グッチ役を務める。
要約はサイトからお借りしました(キャスティングが最高!)

 

Facebookでは2年前の想い出画像があがってきて

イタリア・ローマでの記念写真

 

あー--2年前はローマにいたんだ!

そして、GUCCIで欲しかった時計を買ったんだ

と、思っていました。

 

 

 

 

なんか、改めて動画を見たら

あんなにたくさん、撮ったのに・・・

GUCCIは少ししか出てなかった(;’∀’)

 

 

(グリーン・レッド・グリーンのウェブストライプの時計)

 

もちろん、時計は今でも宝物です♡

 

ブランド物を持つって

ファッションをこよなく愛するスタイリストとしては、そのブランドへの敬意を示さないとと思います。

 

お客様が欲しいと思われるブランドに対しても、詳しくご説明しますし、イタリアに行けばイタリアのブランド店に行き肌で感じてくる

 

フランスに行けば、フランスのブランド店に行きます。その土地で育まれた雰囲気を味わうのは、とても有意義な時間になるからです。

 

ブランドとは信頼

 

しかし、数多くのブランドの背景には事件がありますよね。「ヴェルサーチェ(VERSACE)」創業者の故ジャンニ・ヴェルサーチェ(Gianni Versace)氏はマイマミで撃たれたのは有名ですが、GUCCI創業者の孫、マウリツィオの死は、あまり知られていないかもしれません。

 

「GUCCI」の70年代のデザインは、ざっくりいうと茶色で柔らかいシルエットが中心。衣装で「グッチ」らしさを表現することより、グッチ家の家族構成の面白さを引き立てることに注力したそうです。面白さというよりは、シンプルな愛憎劇?170分という、長さでしたが長くは感じませんでした。音楽は懐かしのディスコソングで、映画館で踊り出したくなりました(笑)ラガフェルドもアナ・ウインターもソックリ!トムフォードが一躍有名になったコレクションも再現してました。

 

主演のガガ演じるパトリツィアは、当時「グッチ」をほとんど着ていなく、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「ディオール(DIOR)」ばかりを着ていたのだそうです。しかし、アクセサリーは「グッチ」のものだったので、40年以降はバッグやベルトに人気が出たのかもしれませんね。衣装を手掛けたジャンティ・イェーツ、パトリツィアが決してグッチ一族と同じような煌びやかさには見えないようにと意識したそうです。若い頃のパトリツィアは家ネコのように、中盤ではキツネのように遊び心を持たせ、そして終盤ではヒョウのように魅惑的に惹きつけて狩りをする。この3種類の動物をイメージしながら、キャラクターつくりをしたそうです。

 

今回の衣装は、60〜65%の衣装は作っていて、30%はビンテージものを探して、残りの10%はローマの「ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)」から調達したそうです。現在35歳のガガは、劇中で22歳から49歳までおよそ30年にもおよぶ月日を演じ抜いた。さまざまな時代のパトリツィアの髪型を再現したウィッグが用意されたり、衣装からヘアメイクに至るまで万全の準備を経て撮影が行われたそうです。

 

サスティナブル!!!!ですね

 

ガガは衣装についても非常に協力的で、撮影の時は靴からベルト、バッグまで手作りしてそろえたらしいです。ガガは全部で54ルックを着用、その全ルックを完璧にして仕上げたなんて、聞くとファッションを見るだけでも価値あり!でした。控室だったトレーラーでは年代別の写真が順番に貼られていて、どの瞬間にどういうルックスであるべきかを誰もが把握していたそうです。

2016年10月、模範囚であったことから刑期が早まり、18年で出所を許可された彼女。その後はコスチュームジュエリー・ブランドでコンサルタントとして働き、2021年10月に撮影された写真では、とてもお元気そうな様子。

イギリスの<デイリー・テレグラフ紙>によると、釈放後、パトリツィアは年に約1億5,000万円ほどを受け取る(さらに刑務所にいた間の未払い分も受け取る)ことを裁判所が決定。これは、マウリツィオが亡くなる2年前にサインした合意書に基づいているものだそうです。

 

GUCCIの創立者とはどんな人物なのか?

創立者のグッチオグッチは、ロンドンのサボイホテルのウエイターをしながら、王侯貴族の持ち物や、ふるまいをじっくり観察して、革製品からスタートして、馬具から、洋服や宝飾品や時計に展開していきました。

 

ホースビットローファーやバンブーバッグが有名ですよね。バンブーバッグの竹は日本から輸入したらしいです。ホースビットは靴に付いている飾りのことですが、これも馬具、馬の口に噛ませる轡です。グリーン・レッド・グリーンのウェブストライプも、馬の鞍の腹帯(ベルト)からきています。

 

ホースビットローファーのカタチも時代と共に変化しています。最初は1953年に生まれたメンズのアッパーの皮とサイドの皮を縫い合わせて、縫い目を立たせた(縫い方)モカシンから、今は女性にも長く愛されています。クラークゲーブルなど有名な俳優さんたちに愛されたことから広がったのですね。私も黒とイエローのエナメルを大切に履いています。

 

不況やブランド人気の低迷に苦しんでいたグッチの救世主となったのが、トムフォードです。1961年で私と同い年の トム・フォードは、ドーン・メローの推薦によってデザイナーに就任し、これまでにもグッチで販売されていたバックパックをリメイクして大ヒットさせるなど、グッチ人気の復活はトムフォードによって成されました。

 

現在のクリエイティブディレクターは、2015年からイタリア人デザイナーのアレッサンドロ・ミケーレが務めています。グッチの斬新なデザインを生み出すことに成功し、新生GGロゴなどの名作を数多く生み出しています。2014年からは、グッチが2013年に買収したイタリアの陶磁器ブランド「リチャード・ジノリ(Richard Ginori)」のクリエイティブディレクターも兼任しています。

 

GUCCIのアーカイブを大切にしながら、新しい斬新なアイテムにも挑戦している、アレッサンドロ・ミケーレはホースビットの原型を残しつつ、再解釈して、スリッパ型をつくったり、今のニーズに合わせてのモノつくりをしています。イタリアのGUCCIで時計を購入した時に名前を書いてきたら、日本に帰国しても、毎回、斬新なお知らせがくるんですよ。ブランドの歴史を守りながら、新しいモノつくりに挑戦するからこそ、長く愛されるブランドなのだと思います。現在は、フランスのケリンググループの傘下。現在日本では、2018年秋にフルリノベーションした東京・青山の旗艦店を中心に、アウトレット店を含め全国で83の直営店を運営しています。

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