昨夜はISCAの月一勉強会が開催されました。
10年前からのメンバーも、今月新たに認定を授与されたメンバーも、同じ立場で意見を交わし合うことができました。私たちの団体は小さいですが、グループディスカッションを通じて常に進化し続けている点が素晴らしいです。
私はオブザーバー的な立場で参加していますが、現場の声を大切にし、共に学ぶことができます。
昨夜のテーマは「体型分析のレベルアップ」でした。ISCAのコンテンツを基に、さらにレベルアップを目指し、年間280名の服トレ®スタイリングレッスンを行っている仙台の矢萩美奈さんが中心となって話し合いを進めました。
パーソナルスタイリストの多くが取り入れている骨格診断とパーソナルカラー診断は、世間での認知度が高く、UNIQLOをはじめとする多くのブランドでも取り入れられています。簡単に3つのタイプに分類できるため、取り入れやすく認知度も高いのですが、その分、診断迷子になる人も多いという事実もあります。
ISCAの体型分析をより分かりやすくするためのアドバイスがいくつかあがりました。
1. 視覚的な資料の活用
- イラストや図解: 体型ごとの特徴を視覚的に示すイラストや図解を使用することで、クライアントに理解しやすくなります。
- ビフォーアフターの写真: 実際のスタイリング例をビフォーアフターの写真で示すことで、効果を視覚的に伝えることができます。
2. 明確な分類と説明
- 体型ごとの分類: 体型を5分類のカテゴリに分け、それぞれの特徴を簡潔に説明します。現在はI/V/A/Xとして分類していますが「アップル型」「ペア型」「長方形型」などの具体的な名称を使うとより、クライアントがわかりやすいかもしれません。
- 具体的な例: 有名な人物やセレブリティの体型を例に挙げることで、クライアントが自分の体型をイメージしやすくなります。(現在でもパーソナルにはお伝えしていますが、権利が発生するので、公的には使えないと思います)
3. カスタマイズしたアドバイス
- 個別のスタイリング提案: クライアントの体型に合わせた具体的なスタイリング提案を行います。例えば、ウエストを強調する服や、縦のラインを作るスタイリングなど、具体的なアドバイスを提供します。
- 適切なフィードバック: クライアントが自身の体型について質問や不安を持っている場合、それに対して親切かつ具体的なフィードバックを行います。
4. インタラクティブなアプローチ
- ワークショップやデモンストレーション: 実際にクライアントが参加できるワークショップやデモンストレーションを行い、体型分析のプロセスを体験してもらいます。
- フィッティングセッション: クライアントが実際に服を試着しながら、どのスタイルが最も合うかを一緒に確認するフィッティングセッションを行います。
5. 質問とフィードバック
- 質問を奨励: クライアントが疑問や不安を持った場合、積極的に質問を奨励し、それに対して丁寧に回答します。
- フィードバックの収集: クライアントからのフィードバックを収集し、それをもとに体型分析の方法を改善していきます。
これらの方法を組み合わせることで、体型分析をより分かりやすく、理解しやすいものにすることができます。クライアントのニーズに応じてカスタマイズし、常に進化し続けることが重要です
4番までは今までもやってきたことですが、特に5番のフィードバックから今回の体型分析進化を提案してもらいました。なにより認定生方が前向きに服トレ®スタイリングレッスンをニーズにあわせてブラッシュアップしていこうという、その姿勢に嬉しさを感じた勉強会でした。
パーソナルスタイリスト、イメージコンサルタントはたくさんいますが、選ばれる為には現状に満足せず、時代のニーズに応えて進化していくことが長く愛される秘訣だとISCAメンバーはわかってくれているようです。