クリスチャンディオール夢のクチュリエ

服トレ®

過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々考案した作品のひとつひとつが公開されている東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品。
クリスチャンディオール・夢のクチュリエ
を見る前に、予習と敬意を込めて下調べしました。

「クリスチャンディオール (Christian Dior)」は、フランスを拠点とする高級ファッションブランドです。創業者のクリスチャン・ディオールは、1947年に初めてコレクションを発表し、それ以来、世界中のファッショニスタたちから支持を受けています。

クリスチャンディオールの特徴は、女性らしさやエレガンスを大切にしながら、現代的で洗練されたスタイルを追求していることです。また、ブランドの象徴的なデザインとして「クリスチャンディオール ロゴ」があり、多くの商品に使用されています。

現在は、衣服だけでなく、バッグ、靴、アクセサリー、フレグランス、化粧品など、幅広い商品を展開しています。また、ヨーロッパを中心に多数のブティックや百貨店で販売されているほか、オンラインストアも運営しています。

 

クリスチャンディオールの歴代のデザイナーは以下の通りです。

  1. クリスチャン・ディオール(1946年-1957年):クリスチャンディオールの創業者であり、初代のデザイナー。彼が提唱した「ニュールック」スタイルは、第二次世界大戦後のパリに革命をもたらし、世界中に影響を与えました。
  2. イヴ・サン=ローラン(1957年-1960年):クリスチャンディオールの後継者として起用された、若き天才デザイナー。彼は、クリスチャンディオールの伝統を継承しながら、自身のモダンな視点を加え、新しいスタイルを提案しました。
  3. マルク・ボアン(1960年-1989年):イヴ・サン=ローランの後任として、クリスチャンディオールのアートディレクターに就任し、その後、クリエイティブ・ディレクターに昇格。彼は、クリスチャンディオールの伝統的なスタイルを維持しつつ、現代的なアプローチを取り入れ、ブランドの成長に貢献しました。
  4. ジャン・ポール・ゴルチエ(1989年-1996年):マルク・ボアンの後任として、クリエイティブ・ディレクターに就任しました。彼は、自身の斬新なデザイン哲学をクリスチャンディオールに注ぎ込み、アバンギャルドなスタイルを提案しました。
  5. ガリアーノ(1996年-2011年):ジャン・ポール・ゴルチエの後任として、クリエイティブ・ディレクターに就任しました。彼は、クリスチャンディオールの伝統的なスタイルを受け継ぎつつ、ドラマティックでショーマンシップに富んだデザインを発表し、ブランドを新たな高みに導きました。
  6. ラフ・シモンズ(2012年-2015年):ガリアーノの後任として、クリエイティブ・ディレクターに就任しました。彼は、クリスチャンディオールの伝統的なエレガンスを現代的に解釈し、新たな顧客層を開拓することに成功しました。

現在、クリスチャンディオールのクリエイティブ・ディレクター(デザイナー)は、マリア・グラツィア・キウリです。彼女は2016年に就任し、以来、同ブランドのウィメンズウェア・コレクションを手がけています。

マリア・グラツィア・キウリは、ローマ出身で、以前はフェンディのウィメンズウェア・デザイナーを務めていました。彼女は、ディオールの伝統的なアイテムを現代的に解釈し、洗練されたスタイルを提案しています。また、彼女は、フェミニンでエレガントなデザインのみならず、ジェンダーレスな要素やアーティスティックな要素を取り入れたコレクションも発表しています。

 

有名な映画で使われたディオールの衣装には以下のものがあります。

  1. 「サボテンブロッサム」(1956年) – グレース・ケリーが、クリスチャンディオールのデザインした結婚式のドレスを着用しています。
  2. 「マイ・フェア・レディ」(1964年) – オードリー・ヘプバーンが、クリスチャンディオールのデザインした、エレガントな黒のドレスを着用しています。
  3. 「プリティ・ウーマン」(1990年) – ジュリア・ロバーツが、ジャン・ポール・ゴルチエがデザインした、赤いオフショルダードレスを着用しています。
  4. 「セックス・アンド・ザ・シティ」(2008年) – キャリー・ブラッドショウ役のサラ・ジェシカ・パーカーが、ジョン・ガリアーノがデザインした、黒いバラの飾りが付いたオールドハリウッドスタイルのドレスを着用しています。

これらの衣装は、映画の中での登場シーンが印象的で、多くの人々に愛されています。

 

クリスチャンディオールには、ファッションと美意識をテーマにした映画やドキュメンタリーがいくつかあります。以下に、代表的なものをいくつか挙げてみます。

・「Dior and I」(2014年):ファッションデザイナー、ラフ・シモンズがクリスチャンディオールの新作コレクションを手がける過程を追ったドキュメンタリー映画です。デザインのプロセスやクリエイティブなチームワークが描かれ、ファッション業界だけでなく、クリエイティブな仕事に興味のある方にもおすすめの作品です。

・「The Secret World of Haute Couture」(2007年):クリスチャンディオールを含む、高級ファッションブランドの裏側に迫るドキュメンタリー映画です。モード界の裏側で繰り広げられる、厳しい取引やクリエイターの苦悩などを描いています。

・「Dior et Moi」(2015年):クリスチャンディオールの前デザイナー、ジョン・ガリアーノが、自身のキャリアの中で初めてデザインしたコレクションを発表するまでの過程を描いたドキュメンタリー映画です。ジョン・ガリアーノと彼のチームの創造的なプロセスや、彼が描く美意識に迫ることができます。

 

日本向けに限定商品を発売したり、日本の文化や伝統を取り入れた商品を開発するなど、日本市場に合わせた戦略を展開しています。

また、日本の美意識や文化に共感を持ち、日本の芸術やアートにインスピレーションを受けた商品を発表することもあります。例えば、日本の浮世絵から着想を得た「Dior Hokusai」コレクションなどがあります。

 

「Dior and I」(2014年):ファッションデザイナー、ラフ・シモンズの映画を観ながら、この記事を書いています。
コレクションを発表するまでの8週間を追った作品。お針子さんがいて、支えるスタッフがいて みんなの力が合わさってオートクチュールが出来上がっていくのを見れるドキュメンタリー映画です。アトリエにはクリスチャンディオールが今も住みついていて、チェックされている。ディオールのデザイナーが変わってもアトリエスタッフは変わることなく、長年の経験を生かした作品は永遠に継続される。それは自信に裏付けされた誇り高き美意識なのでしょう。
白い白衣を着て、ディオールのドレスをつくる姿、見える足元にはディオールの美しいパンプスが印象的でした。

 

 

動画も写真も撮影許可でしたので、動画にまとめて備忘録にしましたので宜しければご覧ください。

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