今回も行ってきました、ファッションワールド東京。
サステナブルファッション展示には、たくさんの素材がありましたが、全部は紹介できないので今回も気になったものだけを独断でピックアップ!
動画で説明したのはブランドですが、大手商社、例えば伊藤忠などもサスティナビリティに着手し、メーカーと投資を結び付ける役割をする部署がありました。
WWDJAPAN編集統括サスティナビリティ・ディレクター
向千鶴さんの海外ブランドに見る最新ビジネス&ファッショントレンドセミナー
とても分かりやすくて今回も良かったです。
シルエットが大転換 タイトフィット!
トレンドセッターのファーストルックはボクシーシルエット ステラ・サカイ・GUCCI カジュアルよりクラッシック コンセプトが違うデザイナーがその流れを追っている。 シルエットの変化は10年周期 2018年〜のリーマンショック以降はリラックスだったが、ここにきて大きく流れとして変化する。 細くなければ着られないというのではなく、自分の身体なりのスリムフィット。 ボディポジティブ! MiuMiu2023春夏のショーは風力発電からスタートした。
マイクロトップとローライズY2Kが有名だが、今期はさらにスリムフィットへ移行 防災・軍服・ユニフォームを能天気に表現している。
ブラジャーとハイヒールが売れている。スポーティーよりもう少し女性らしい。リアーナランジェリーブランドSavage X Fentyを出している。自分の身体は自分のモノ!LVMHが出資する(不動産投資会社の)Lキャタルトンが株式を取得している同ブランド、2回目の資金調達を終えて巨額を手にすることとなった。時価総額が10億ドル(約1060億円)に到達し、2025年までにランジェリー市場を席捲すると予想されている。
第三の柱として靴はハイヒール。アメリカ市場を中心にドレスアップをしようという傾向がある。
ファッションウィークが終わり、2023年の春夏に向けて新作や新トレンドが続々と登場している。
ビルボードNO1のコンプトン出身、1台のiPhoneにギターをつなぎビートを刻み音楽つくりを始めた、Z世代を代表する存在の若干24歳の天才スティーヴ・レイシー
現在世界的大ヒット中の曲「バッド・ハビット」で自身初の全米シングル・チャート1位を獲得!
音楽以外にも、ルイ・ヴィトンのファッションショーでモデルを務めるなど、今各方面で最も注目を集めている。
2023年春 コペルニ サスティナファッション、最新テクノロジーで実現した クロージングのルックは下着姿で登場し、照明に灯された台の上に立った。すると、デザイナーデュオの友人であり、科学者のマネル・トーレス博士が彼の同僚とともにステージに現れ、ほぼ裸のベラの体のデコルテからふくらはぎまで、雪のようなスプレーを吹き付け始めた。皮膚に付着した時は、液体のような光沢感があったものの、数分経つとしっかりとしたゴム製のファブリックのような見た目へと変貌した。会場内は、化学物質のようなにおいで充満したが、ベラは体中をスプレーされている間も姿勢を崩さず、完璧なポージングを取り続けた。繊維素材を粉にしたものを裸体に吹き付ける 映像をSNSで配信、37億円ファッションがポップカルチャーとして大注目された。
イッセイミヤケ 東レが開発した100%植物由来のポリエステルを使ったプリーツに使った。1枚の生地をノーカットで作っているのがプリーツ。未来につながる循環や再生を表現した。
CFCL/シーエフシーエル <シーエフシーエル>は、Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)の頭文字。2021年春夏シーズンより日本でスタートした、高橋悠介によるニットをメインとするブランドです。3Dコンピューター・ニッティングの技術を中核に据え、タイムレスな服を提案する。また、機能性、環境への配慮、国産素材の選択、流通経路の透明性を追求。実験的で先進的な姿勢で、現代の人々の日常に寄り添う服を展開しています。
土地から変える再生農業製法で作ったコットンを使っている。
LMVHグループがサポートしていて、87%がサスティナブル素材である。綿花栽培の環境再生型農業の推進。これは土壌に着目したもので、地中(サブレイヤー)を壊さず、そこに含まれている二酸化炭素を放出することなく、かつ栄養を地中に戻しながら農業を行う方法のこと。ほとんどの製造業のコアには農業があり、ファッション産業ももちろんそう。しかもアパレルの生産には広大な土地を必要とするし、化学薬品を大量に使用する。レザーの生産やタンニング、オーガニックではない農業には莫大な量の化学薬品や農薬が使われる。アパレルの生産は環境を破壊する有害な過程であることが多いし、土壌に何を散布するかだけでなく、土壌から何を奪っているのか、またいかに土に栄養を戻すかなどは非常に重要な問題とステラは語る。
サスティナ×ブランドコラボ マリメッコがリサイクルコットンのスピノバ マリメッコロゴ柄のリサイクルコットン製ファブリックバッグを制作。
マルニとヴェジャのコラボスニーカー「マルニ(MARNI)」は、フランスのサステナブルブランド「ヴェジャ(VEJA)」とのコラボレーションスニーカー第2弾を発売する。10月13日に両ブランドの公式オンラインストアで販売し、20日に「マルニ」の全国店舗で取り扱う。ボディーには、レザーワーキンググループのゴールド認定レザー(地球環境に配慮した方法でなめした革)を、ソールには31%のアマゾンサンゴムと22%の米の廃棄物、12%のリサイクルゴムを組み合わせた素材を使用している。さらに100%リサイクルポリエステルのシューレースを使用しているのも特徴。
ジュエリートレンド ラボ生まれのダイヤモンドに注目!
ヨウジヤマモトが限定発売 PRADAが初のファインジュエリー ラグジュアリーが相次ぎリセール開始!
ラボグロウンダイヤモンドとは、「ラボラトリーグロウンダイヤモンド」の略称で、合成ダイヤモンドとも呼ばれ、炭素が自然環境下で結晶化するプロセスを再現する科学技術によって、地球上で生み出されるダイヤモンドのこと。その名の通り、ラボ(研究所)で人間によって成長させるダイヤモンド。
ラボグロウンダイヤモンドは、地中から採掘された天然ダイヤモンドとまったく同じ結晶構造を持ち、不純物を含まないピュアな輝きを放つ。
さらにラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドは、肉眼では見分けることが難しく、専門の機械を使って初めて違いを特定することができるというから驚き!
天然ダイヤモンドをめぐっては、ダイヤモンドが資金源となることで起こる紛争、低賃金労働や児童労働、リスクの高い環境での労働による人権問題、ダイヤモンドを採掘し製造する上での環境破壊などさまざまな課題が生じてきた。環境面においては、天然ダイヤモンドの採掘は大量の水を必要とし、土壌の荒廃、水域・大気汚染の要因になり得る。一方で、ラボグロウンダイヤモンドはエシカルだと言われることが多いが、生産にはたくさんのエネルギーを使用することも事実で、厳密には環境負荷がゼロになるわけではない。美しい輝きが魅力的なダイヤモンドも自分にとっての価値観が選ぶということにつながることは間違いがない。
PRADAやLVMHの2代目のリーダーはサスティナブルを提案しないとならないと言われているそう。これはファッション業界だけに言えることではなく、サスティナブル経営は全てにおいて言えるのだと思います。
わたしたち消費者も「サステナビリティ」という言葉で表現されると、新しい取り組みのように感じますが、基本は「手持ちのものを大切に長く使う」という意識が重要。そのため、エコバッグを忘れるたびに出先で適当に買い足したり、「安いからいいや」とワンシーズンで使い捨てるつもりの服を買うことからは卒業したいです。
商品がつくられる工程や作り手の想いに共感し、選ぶ力と使う知恵で出逢ったモノを使いこなし、手放すときまで大切していく循環型サスティナブルな生き方をしたいと思います。