洋服は色と素材とカタチ(デザイン)で、できています。
第一印象を決定付ける要因は外見(見た目)が55%と言われていますが、その中でも色の印象が80%です。
色の性質を知り、色を効果的に使うことでセンスは断然に良くなります。
そもそもスタイリングカウンセラー協会が設立したきっかけは「カラースクール」でファッションを教えて欲しいという依頼からスタートしました。
それはカラースクールの先生方がカラーに特化した学びから、ファッションスタイリングに結びつけることが不得意だったからです。
色のことはわかるけどファッションスタイリングには結びつかない。
それは最初にお伝えしたように、洋服は色と素材とカタチ(デザイン)の3つの要素からできているからです。
例えば同じ(青)という色でもデニムの青とシルクの青では見え方が違います。
ですからスタイリングするときに色だけではセンス良くスタイリングはできません。
しかし、色の基礎知識を知り、トーン配色を知ることで、ファッションスタイリングの印象をコントロールすることは可能なのです。
それが色を味方につけて、好感度をあげるスタイリングテクニックを身に付けることになります。
難しく考えることはありません、以下の2つのポイントを理解すれば良いのです。
1、色は色相環(有彩色)モノトーン(白・黒・グレー)があります。
2、暖色・寒色・中性色があり、色の持つ感情効果とトーン「明度(明るさ)と(彩度)鮮やかさ、清濁」このトーン配色さえ、わかってしまえば、あとは自由自在にコーデに取り入れれば良いのです。
配色も大きく分けて3種類
◎同一色相・同一トーン(色相かトーンがほぼ同じ要素)使用する色により個性的な印象
ワントーンコーデもこちらに入ります。上下原色の赤や黄色なら個性的な印象にもなります。
◎類似色相・類似トーン(色相やトーンが全く同じではないが共通性がある)なじみが良い印象
◎対照色相・補色色相・対照トーン(色相やトーンが対照的)強い印象
コントラストがあるモノトーンコーデもこちらに入ります。
※配色の基本を知ると目的にそったスタイリングができるようになります。