昨日は44年間一度もコンサートツアーを欠かしたことがないという杏里が「オリビアを聞きながら」で、44年前にデビューしたという記念日、目黒パーシモンコンサートも熱く盛り上がりました。
44年前はレコードでしたが、Amazon Music・Spotify・ YouTube Music など、今の音楽は無料配信。自分がピックアップした曲だけで特別バージョンをつくるMIXアルバム的なものは有料ですが、どんなジャンルでも聴けちゃう便利な時代です。
音楽関係者も無料配信が出た時は顔色を青くしたものですが、時代の流れ、進化には逆らうことはできません。レコード会社も最初は反対していたとしても認めざるを得ず、というかタックを組んでいくのが賢明な判断とされました。
Spotifyの創立者・ ダニエル・エク の映画を観たのですが、Spotifyのミッションは、アーティストが自身の作品によって対価を得られるようにすることです。また、Spotifyやストリーミングが、どのように音楽業界に対し収益を生み出しているのかをオープンに透明性をもって伝えることも私たちの責任だと考えています。というように言われていますが、設立時の大変さやアーティストとの葛藤も生半可なものではありませんでした。
なにか新しいことをスタートされるには半端ないエネルギーが必要です。
Appleの共同創業者の一人であり、同社のCEOを務めた、スティーブ・ジョブズ曰く。
大人になるとこう言われる。世界はずっとこのまま その中にある人生を君は生きる、壁を強く叩きすぎるなと。それは狭い考えだ。あることを知ればもっと人生は広がるんだ。君の周囲のことすべて君の人生は君と大差ない人間が作った。君は人生を変えられるし好きなものを作り皆に使ってもらえる。与えられた人生を生きるという誤った考えを捨てて人生を抱きしめ向上させ、足跡を残すこと。それを学べば君は違った人間になれる。
世の中に新しいモノを生み出す時代の先駆者のパワーが凄い事だけは間違いないですね。
前置きが長くなりましたが、音楽とファッションは切り離すことができません。
好きな音楽と好きなファッションはイメージが似ています。例えばクラッシックが好きな方はエレガントやコンサバ系。ジャズが好きな方はモダン系、ボサノバが好きな方は、エスニックが入ったニュアンスのあるナチュラル系。
もっと分かりやすく言えば、ディスコミュージックは年代によりボディコンシャスやマニッシュ系、アーティストによりファッションも変わりますね。マドンナやマイケルジャクソン、身長165cmと男性の中では小柄なブルーノマーズは最近はストリートカジュアル系ですが、デビュー時はヴェルサーチの派手なプリント物にキャップやサングラス、アクセサリーが印象的でした。
スタイリストはアーティストの表現したいイメージをビジュアルで表現するのですが、デビュー時や新曲の際には、キャッチコピーを決め、曲のイメージをファッションコーディネートに活かします。
大好きなアーティストのコンサートには、同じようなファッションスタイリングで来られる方も多いです。音楽とファッションを両側から楽しんでいただけたらスタイリストとしては嬉しいです。
※写真は杏里が私がスタイリストをしていた早見優ちゃんディスコトレインにゲストで来てくれた2人のお宝ツーショットです。2人ともディスコダンスも上手いしファッションも楽しいでしょ!