繊維問屋街の岐阜市レポート

取材

 

岐阜駅を降りると、再開発の高層マンションやオフィスビル、昔ながらの商業施設のビルが建ち並んでいる、新しいモノと古きモノが入り混じる街並みが見られます。

 

昔からの繁華街である「柳ヶ瀬」や「繊維問屋街」はイメージ通りのレトロさがあって、わくわくしました。

長良川の鵜飼が有名な岐阜、実はアパレル産業(既製服産業)が盛んでした。
既製服とは事業者が服を商品化して大量生産したもの。つまりサイズをあらかじめ指定し作る服のことを言います。
既製服の反対の概念がオーダーメイド。こちらは着る人のサイズを測ってから作る服のことです。

岐阜では戦後、既製服産業が栄えて国内でも有数の産業集積地となりました。

 

既製服の製造と小売は、歴史的には分離しているケースが多かったのですが、1980年代後半より、SPA (英: specialty store retailer of private label apparel ) と呼ばれる、企画・製造から小売までを手がける業態が増えてきました。日本では、大規模な繊維問屋街を持つ岐阜市(岐阜県)や学生服やジーンズの生産で有名な(岡山県南部から広島県東部)等が、アパレル産業の盛んな地域として知られています。

 

かつて東京や大阪と並んで日本三大繊維産地となり、岐阜は最盛期にはアパレル王国と呼ばれるほど繊維産業が栄えていました。

今はユニクロを代表とする大資本によるアパレルメーカーの台頭や輸入製品の増加などから衰退傾向にあります。

昭和55年の1,390店から 平成12年には659店にまで減少しているそうです。
そして、今回の世界的パンデミックにより、このようにシャッターが閉まるお店が多かったです。
寂しく感じたので、近くにあった金神社に今後の岐阜市のサスティナブル・ファッション繁栄をお祈りしてきました。
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