ISCAスタイリングカウンセラー®きむらゆうこさんとインスタライブをしました
第一弾は先週の月曜日でスタイリストの仕事についてお話させていただきました。
本日第2弾は「下腹部ぽっこり」をカバーするためのコーディネート、視線をそらす工夫やシルエットのバランスを取るポイントをお伝えしました。以下、具体的なテクニックやアイテム選びをご紹介します。
基本のスタイリングポイント
1. ウエストマークを“高め”に
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下腹ではなく、ウエスト(いわゆる「くびれ」)部分でマークすることで、重心が上がり、下腹が目立ちにくくなります。
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例)ハイウエストのパンツやスカート、ウエストシェイプされたワンピース。
2. Iライン or Aラインシルエットを活用
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Iライン:縦のラインが強調されてスッキリ見え。ロングジレやロングカーディガンなど。
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Aライン:裾に向かって広がることでお腹まわりがふわっとカバーできる。
3. トップスは前だけイン or フロントイン
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トップス全体を出すと腰位置が下がって見えやすいので、前だけ少しインして立体感を出すのが正解。
4. ハリのある素材を選ぶ
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テロテロ素材だと逆にお腹のラインを拾いやすいです。ほどよくハリ感のある素材(コットン混、ツイル、ウール混など)で体のラインをひろいすぎないものを選びましょう。
👗具体的なコーディネート例
▶ 1. ハイウエストワイドパンツ + ショート丈ニット
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パンツ:フロントタック入りのハイウエストパンツ(下腹を優しくカバー)
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トップス:ショート丈 or ウエスト丈のトップスで腰位置を強調
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シューズ:少しヒールのある靴で脚長効果アップ
▶ 2. Aラインワンピース + ロングジレ
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ワンピース:ウエスト下からふわっと広がるAライン
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ジレ:縦ラインを作るロングジレで、視線が下腹から外れる
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小物:視線を上に集めるように、ピアスやネックレスを高い位置につける
▶ 3. スカートスタイル:フレアスカート + リブニット
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スカート:ミモレ丈のハリ感あるフレアスカート(下腹が見えにくい)
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トップス:リブニットなどフィット感のあるトップスで上半身はコンパクトにまとめる
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バランス感:上下のボリュームにメリハリをつける
▶ 4. セットアップ風コーデ
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同色 or 同素材でセットアップ風にすると縦のラインが強調されて細見え効果
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トップスは少し前だけインでウエストラインを自然に見せる
💡プチテクニック
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ペプラムトップス:ウエストで一度締まってから広がるので自然にカバーできる
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ドレープ・ギャザー:お腹周りにギャザーがあるとラインがぼけてごまかせる
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柄トップス:柄物で視線を分散させる(特にモノトーン柄や小花柄など)
あなた:50代、60代の提案をお願いします。
ChatGPT50代・60代の方に向けた「下腹部ぽっこりをカバーしつつ、品よく見える」コーディネートをご提案しますね。大人女性ならではの体型変化や「きちんと感」へのニーズに寄り添いながら、若々しくも無理のない装いを意識します。
おとなにおすすめのスタイル別コーデ
🌿【きれいめナチュラル】
\ラクして上品に見える/ 大人のリラックス感
▶ コーデ例:
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トップス:リネン混のAラインチュニック(ヒップ下まで隠れる丈感)
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ボトムス:落ち感のあるワイドパンツ(ハイウエスト)
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羽織り:ロングカーディガン or 麻混のロングシャツ
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靴:フラットシューズ(甲浅で足首を見せて抜け感を)
🎯ポイント
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チュニックやロングトップスで自然に下腹をカバー
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上下ゆったりでも、「縦ラインの羽織り」でスッキリ感プラス
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トップスは淡色・ボトムは濃色にすると引き締まり効果あり
👠【きれいめモダン】
\エレガントなのに動きやすい/ フォーマル寄り日常服
▶ コーデ例:
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トップス:ペプラムブラウス(ハリ感のある素材・袖あり)
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ボトムス:センタープレス入りテーパードパンツ
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アウター:ノーカラージャケット or ロングジレ
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靴:ローヒールパンプスやポインテッドトゥ
🎯ポイント
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ペプラムの広がりで下腹&腰回りをふわっと隠せる
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ジャケットやジレで「きちんと縦ライン」強調
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全体をワントーンやグラデーションにまとめると洗練された印象になる
🧥【カジュアル上品】
\公園〜お買い物にも◎/ カジュアルだけど大人映え
▶ コーデ例:
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トップス:ロゴなし・無地のボーダー or シャツ風カットソー(前だけイン)
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ボトムス:ハイウエストのギャザースカート(しっかりした素材)
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羽織り:デニムジャケット or 軽アウター(ヒップまで隠れる丈)
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靴:スリッポン or スニーカー(白系が抜け感に見える)
🎯ポイント
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お腹まわりに視線を集めず、カジュアルでもクリーンに
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ギャザースカートやプリーツスカートなら、締めつけ感ゼロで体型カバー
以上は、ぽっこり下腹部の体型カバー方法でしたが、全体的にO型でお腹が出ている特に男性に多いビール腹はまたカバー方法が変わってきます。女性でも更年期以降にこの体型になりやすいので、男女共通で応用できます。
O型体型・ビール腹タイプのカバー法のポイント
🔹下腹だけでなく“上腹・胴回り全体”の対処が必要
→ 着丈・シルエット・生地感で、全体をぼかすのが大切。
🔑スタイリングのコツ(男女共通)
1. ピタッとしすぎないトップスを選ぶ
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フィットしすぎるとお腹の丸みが強調される
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ただしダボダボもNG(逆に太って見える)
🔸おすすめ:
→ 身頃に少し余裕があるボックスシルエットや、前立てがあるシャツタイプ
2. 羽織りやジレで“縦のライン”をつくる
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視覚的にお腹に視線を集中させない
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ロングジレ・シャツ羽織・ジャケットなどを活用してIライン効果を演出
3. 目立たないウエスト位置に調整
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ウエストマークは控えめに。ベルトで締めるより、自然に落ち感のあるシルエットでカバー
4. 目線を“お腹から外す”工夫を
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顔まわりにアクセント(ネックレス・スカーフ・帽子)
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足元や靴に存在感をもたせるのもアリ
👨男性に特に多いO型体型向けの具体例
▶ カジュアルコーデ(男性)
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トップス:開襟シャツ(柄orストライプ)を羽織にしてTシャツを中に
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ボトムス:テーパードパンツ or スラックス(ウエストゴムもOK)
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ポイント:インせず、シャツの丈でお腹を自然に隠す。落ち感のある素材が◎
▶ きれいめコーデ(男女共通)
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トップス:バンドカラーシャツ(身幅広め)、丈はお尻半分くらいまで
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羽織り:ロングジレ or カーディガン(Iライン強調)
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ボトムス:細すぎないテーパードパンツ or セミワイド
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靴:足元に抜け感(ローファー、白スニーカーなど)
🙅♂️避けたいスタイリング例(O型体型)
NGスタイル 理由 ピチピチTシャツ お腹のラインを強調してしまう 細身パンツだけ 上下のバランスが悪く見える ウエストベルト強調 お腹の一番出ている位置を際立たせる テロテロ素材 シルエットを拾いやすく、張りが目立つ 体型カバーコーデは視覚による錯覚を利用します。基本の工夫を知ることでスタイルアップは可能ですので参考にしていただけたらと思います。
スタイリングカウンセラー協会では、服トレ®レッスンを通して素敵に見えるテクニックをお伝えし、ファッションを味方につけて日常の「着る」という習慣を楽しんでいただけることを目的にしています。 -