ECブランドSHEINのなぞに迫ってみる!

服トレ®

Z世代に圧倒的に人気があるSHEINは、2012年からアメリカからスタートしましたが、中国でつくられていて、中国では売られていないという事実!

アメリカのインフルエンサーの間では8年前から流行っています。

発信はアメリカ発!という言い方になっているのですが、中国では知名度はなく、これは戦力的だとも言えるようです。

2021年、SHIENの売上高は、推定2兆8400憶円でUNIQLOより売上が多いと言われています。
ZARAが1位で、2兆9778億円、UNIQLOが1兆7651億円でUNIQLOを抜いています。

店舗がなくECサイトのみ、未上場なので情報計上がないのですが、とにかく安く、1日に6000万アイテムで常に30万アイテムがアップされているそうです。

越境EC、国を越えて、中国の倉庫から世界中に発送していて、倉庫を持たない、直接送るという仕組です。

買う人にとっては個人輸入というカタチになり、関税がかからない。
ある一定金額の場合は無税という、ビジネスモデル!

ソーシャルバイヤーというシステムはありますが、ここまで大きく展開しているのは初めてだそうです。

中間業者がいないので、情報は少なくて、値段が安い。

意識の高いサスティナブルな人々は心配していますが、そこに関してはオフィシャルな対応をしています。ひとつの言い分は、消化率が良い。在庫を残さない。廃棄率は10%以下である。
なぜかというと、1アイテム100枚以下で売り切っているからと言っています。

それなりの売上があるのに、未上場の企業はないに等しいファッション業界。日本では1200億円のベイクルーズや3000憶円のファスナーのYKKなどがありますが、情報公開はされています。

なぜ、未上場企業が少ないかというと、通常は店舗を出しているので上場が必要ですが、ECのみなら必要ないとも言えます。中国初のglobal企業で有名なのは、アリババグループ傘下のアントグループなどがあります。

なぜ、こんなにSHEINが売れているのか?ですが、現実はデザイン模倣で訴訟は起こされていたりもします。ハイブランドのデザインをそのまま使っている。という報道が多いです。

ドクターマーチンなどが有名ですが、他にもどこかで見たというモノも数多くあります。

それは、マーケティングテクノロジーが優れていて、クローラーで世の中が何を求めているのか?をデーター分析していて、AIの画像認識で今売れてるモノを今すぐ作り、今すぐ売り切る。という仕組だからです。

ある意味、昔の手法をAIという現代の手法を使っているのではないか?とも考えられますが、作り手がファッション業界の人ではなく、テック系の会社がファッションに手を出したのではないか?というようにも考えられてもいます。

その副産物としてコピーになってしまっているのではないか、テクノロジーの発展によるものではないか。ということです。知らず知らずのうちにやってしまっている?

日本でのSHEINの売上は1日あたり、億を越えてるのではないかと言われています。
日本企業にどんな影響がでているか?GUは影響を受けているのではないか?と言われていますが、GU側は、型数を絞り込んでいて価値が違うので大丈夫と言っているそうです。

コスパの良い韓国ブランドが影響があるのではないか?とも考えられています。
ZOZOタウンは気にしているとインタビューに答えているそうです。

Z世代はサスティナブルに移行しているとも言えるし、そうでない人もいます。これはZ世代だけに言えることでもありません。価格が安くて、トレンド感がある、洋服が欲しいと思う世代にとっては見逃せないとも言えます。

個人的には、SHEINは好奇心で2回購入しましたが、多分もう買わないかなと思います。
理由はやはり、コスパは良いのですがクオリティですね。

値段の割にはモノが良いですが、やはり洋服は肌さわりや着心地が大切なので良いモノを身に付けたいと思います。あくまでも自分にとってという個人的な見解です。

ただ、ここまで成功しているファッションビジネスなので今後の展開もリサーチしていきたいと思います。

 

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