ユースカルチャースピンズの社会活動を取材!

サスティナブルファッション

 

高校生とSDGsに取り組むSPINNS竹下通り店を取材させて頂きました。
取材前日は、責任者の岩月臣人さんとオンラインミーティングしました。

サスティナビリティ社会への実現に向けて岩月さんが情熱的で笑顔で語ってくれた内容はとても、心に響きました。18歳でファッション業界に夢を持って入り、18年間スピンズ率いるヒューマンフォーラムという会社が大好きであること。現在は古着の統括をされていらっしゃいます。

6年前に後進国に仕事で行ったときに先進国で見た洋服の在庫を見た時に、ショックを受けて価値観が変わったそうです。自分の会社がカッコいいと胸を張って言えること、ファッションだけではなく、生き方そのものがカッコいいと言えることに自然に考え方がファッション社会活動にシフトしたそうです。

パンデミックにより消費行動が変わってきている現在でも、自分にできること、ブランドができることを常に考えながらビジネスをしている。自分の好きなことが害になっていることで心を痛めている社会課題を解決したいということで以下のような活動をされています。

学生塾が主催している、全国SDGs選手権20校の中、高校生と社長のコラボ活動が実に面白いのですが、通信制の44校の学校に回収BOXを置いて、集まった洋服を高校生がリメイクして販売する。

毎月1回集まって皆でディスカッションする、参画意識を高めるためにBOXデザインを募集したり工夫もされています。古着を古着で終わらせないをコンセプトにしているのも素晴らしいと思いました。高校生はファッションから入ったのではなく、SDGsを学び、そこからファッションへとシフトしていったそうです。集まった古着をまた生徒に渡してプロダクトとしてリメイクで製品化し、リユース品として販売し、毎日楽しく働くという素晴らしさを体験する。

今後の活動計画は、11月の初旬に回収を一旦終了、物流センターに置き、12月にリメイク教室を開催し、全国の都道府県の集まりやすい場所で1月から販売を開始するそうです。
集まる高校生の宿泊や交通費を経費で出すくらいにしたいそうです。

スタイリスト集団として、リメイクやファッションショーに結び付けたいと思いました。
岩月さんもサステナブルファッションスタジオにお招きしたいです。

以下、岩月さんの投稿からお借りした文章も添付します。


衣服の循環を目指して、「スピンズ」が学生マンションに「古着回収ボックス」を設置開始。


【経緯】 環境省の発表によると日本では年間で約48万トンの衣服が廃棄されています。ファッション産業は、製造にかかるエネルギー使用量とライフサイクルの短さなどから環境負荷が非常に大きい産業と言われ、その負荷が国際的な問題となっています。
さらに、コロナ禍での外出機会の減少などで、服の流通は停滞し、廃棄の抑制に歯止めが効かない現状にあります。この衣服ロスを少しでも減らすことができるように、以前から取り組みを行っていた株式会社ジェイ・エス・ビー社と協業し衣類の回収ボックスを設置し、古着を循環できるようにしていきます。回収した古着に関しては、当社が運営する店舗や、株式会社ジェイ・エス・ビー社と取り組んでいる古着無人販売店舗やSPINNSでの再販売や、当社でのリメイクアイテムとしての素材として活用される予定です。
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