サスティナブルファッションの定義

サスティナブルファッション

ファストファッションからサスティナブルファッションへ

世界的な流行をデザインに採り入れつつ、低価格に抑えた衣料品を大量に生産し、短いサイクルで販売するブランドやその業態のこと。安くて早いことから、「ファストフード」にならった造語。

2018年はファストファッションの日本上陸からちょうど10年。

「流通革新には、10年周期がある」

「H&Mが日本に来たのが2008年。そこから10年さかのぼると、1998年には、フリースブームを経てSPA(アパレル製造小売業)の火付け役となった、ユニクロの原宿店がオープンしている。そのさらに10年前は、バブル崩壊による価格破壊に向かう時期です」

おおよそ10年ごとに、ファッション流通革新が訪れ、人々の消費の形は移り変わってきました。

サステナブルファッションという言葉が世界中で認識されるようになって、しばらく経ちます。人々にとって、いかにサステナブルにエシカルにファッションを楽しむか、考えるきっかけを与えるものも既に数多く存在しています。

2015年に発表されたドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』に影響を受けた人も多いのではないでしょうか。ファストファッションの製造における人道的な問題や甚大な環境汚染を露わにしたこの映画を通して、ファストファッションを中心に現行のファッションビジネスには改善が必要であるというメッセージは広まりました。

 


サスティナブル

未来につなげるために守るだけではなく、変えること。すべきこと。事業の存続自体が自然環境の保全に役立ち、地域のコミュニティに価値をもたらし、関わる人材育成にも役立つこと。サスティナブルファッションはそれをファッションに特化させることと考えます。

日本は世界5位の温室効果ガス排出国で、ひとりあたりの使い捨てプラスチックごみの量で言うと世界2位です。皆が意識しないとダメな状況であるのです。

大量生産・大量在庫・大量廃棄が続けば地球温暖化による私達人類に良いことはなにもありません。ごみになる服は買ったけどあまり着なかった、愛着が持てなかった服が多いです。流行だけにとらわれず、本当に欲しいもの、大切にしたいものでファッションを楽しみ、その服を長く愛すること。また不要になったら回収して再生するまで責任をもつことが必要です。SDGs12(つくる責任・つかう責任)です。

 

アニマルフリー

エコファー、自然素材のコットン、ベジタリアンレザーなどの素材で作られた素敵なデザインの服やバッグ、靴などあります。商品を買う前に何の素材でできているかタグをぜひチェック!

農薬、化学薬剤などを使わずに栽培した天然繊維のコットンです。オーガニックコットンは着ごこちの良さはもちろん、農薬や化学薬剤を使わないことから生産者の健康にも配慮されています。作る人・着る人の生活と健康を守り、環境にも優しい素材。

・毛皮(リアルファー):ウサギ、キツネ、タヌキ
・フェザー・ダウン:水鳥、ガチョウの羽
・ウール:羊
・アンゴラ:ウサギ
・レザー(皮革):牛、豚、羊、クロコダイル、オーストリッチ(ダチョウ)

などは使用しません。

フェアトレード(Fair Trade)

直訳すると「公平・公正な貿易」。公平なお金でやり取りをすることで世界中をつなぎ、より良い方向に変える仕組みのこと。

日本では途上国で生産された服がとても安い価格で販売されていることがあります。生産国では、その安さを生み出すために適正なお金が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために大量の農薬が使われ、環境や生産者の健康に被害を及ぼす事態が起こっています。

こうした人々が安定した収入を得られる為に、社会貢献の仕組みが取り入れられています。

テーラーメイド(Tailor-made)

昨今のファッションは、低価格を維持しつつ変化の激しいトレンドに対応するために、工場では大量の洋服が作られています。

そしてトレンドと共に着られなくなってしまったものも多く、それらがゴミとして捨てられてしまいます。

それに対しテーラーメイドは大量生産の服ではなく、品質を重視した服を特別に仕立てます。
テーラーメイドは品質を重視して長く愛用できるもの、長く使えて価格に見合ったものを身につけようという意味です。
イギリスでは「テーラーメイド」、フランスでは「オートクチュール」、和製英語では「オーダーメイド」とも呼びます。

リサイクル(Recycled)

着なくなった服やアクセサリーなどを再利用し、また新たな目的を持たせることです。服は繊維を紡ぎ直して、枕の中身や家庭用断熱材などに再利用することで、新たな価値を作ることができます。

ヴィンテージ(Vintage)

ヴィンテージとは、1920年~1975年の間に作られた洋服・古着を意味します。しかし最近では、いくつかの古着を組み合わせ、新しく生まれ変わらせるアップサイクル品をヴィンテージと呼ぶこともあります。

リユース(Reuse)

不要になった衣料品を他人に譲ったり販売したりすること。

リサイクルが形を変えるのに対し、リユースはそのまま形は変えずに所有者が変わります。

中古ブランド品の売買、フリーマーケット、ガレッジセールなどがリユースに該当します。

リデュース

ごみの量をできるだけ減らす行為。エコバッグやマイボトルを持ち歩くこと。

エシカル

そもそも「エシカル」とは英語で「倫理的な」という意味で、法律の縛りはないけれども多くの人が正しいと思うこと、または本来人間が持つ良心から発生した社会的規範を意味します。今では、人や社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動のことをさすようになりました。

 

 

サスティナブルな取り組みをしているブランド

私たちに身近な企業やファッションブランドがサスティナブルな取り組みをしているので紹介していきます。

大手ファストファッション企業のH&Mですが、サスティナブルファッションの様々な取り組みをしています。回収した古着を新しいデニムに蘇らせたり、オーガニックコットンやリサイクル、ポリエステルなどの素材を使用した最先端のサスティナブルファッションを展開しています。また公平で平等な職場作りなど、雇用に関する社会問題に対してもH&Mは率先して力を入れています。

最近では多くのアパレルメーカーがオーガニックコットンの活用を進めていますが、いち早くこれに取り組んだのが無印良品です。「資源を無駄にしない」という理念のもと、2000年からこの取り組みを始め2018年には商品に使われるコットンの100%がオーガニックコットンへと変わりました。また、2015年から「ReMUJI」をスタートし家庭で不要になった衣料品等を店舗で回収するリサイクル・リユースの取り組みも行なっています。その他にも今は多くのブランドが取り入れていますので随時投稿していきます。

 

サステイナビリティー(持続可能性)はファッションビジネスに欠かせないキーワードとなりました。持続可能な事業活動のあり方を模索する動きは、ラグジュアリーブランドグループからファストファッションまで広がり、重みを増しています。欧州に対して取り組みが遅れていると言われていた日本のファッション企業も、目を向け始めました。様々な選択肢がある中で、初めの一歩として注目されているのが素材です。

多義的で矛盾も生んでいる

サステイナビリティーは、地球環境や社会、経済が将来にわたり、持続的に成長し続けるための活動や考え方を指す。企業活動に求められるのは、製品や技術を通じ、社会課題の解決に貢献することで、極めて多義的だ。伊ファッション連盟のカルロ・カパサ会長は、ファッションサイクルにおけるサステイナビリティーの基軸を①素材②工程③トレーサビリティー(履歴管理)④労働安全衛生――の四つに分類にしました。

多様なアプローチが考えられる中で、多くの企業が素材を出発点に選んでいる。そもそも、資源やエネルギー、労働を結集して生産される素材は、温暖化や廃棄物、水不足といった地球環境のあらゆる課題と密接に関わっている。具体的な数値や達成率をもって、取り組みの成果が分かりやすく、ステークホルダーにもアピールしやすい。現行のビジネスモデルやサプライチェーン、デザインを大きく変える必要がない利点もある。 サステイナブルな素材と、社会課題の解決に貢献する特性を整理した。ただし、立つ視点によって、矛盾が生まれることも注意しなければならない。サステイナビリティーは解釈の幅が広く、様々な要素が複雑に絡み合っているためだからです。

例えばリサイクルポリエステルは、回収したペットボトルや古着、工場で発生した繊維くずから再生するため、ポリエステルの原料である石油資源の使用量を減らし、温室効果ガスの低減につながる。一方、ポリエステルを含め合成繊維の多くは、自然に分解されず、洗濯や生地の製造工程で抜け落ちた繊維が海に流出し、海洋環境や生物に被害を及ぼすことが懸念されています。

サステイナビリティー経営の先進企業、伊アルカンターラによると、テキスタイルの製造工程を通じ、合繊由来のマイクロプラスチックが推定年500万トン流出しているという。表中には、そういった相殺関係を示していない。素材開発が進み、一括りできないものもあるためです。

合繊の開発進んでいる

近年、ますます深刻になる地球温暖化は、CO2(二酸化炭素)の排出を減らすことが世界共通の課題で、〝脱石油〟の視点が肝要だ。ただ、繊維製品に使用されている素材は、圧倒的に合繊が多い。日本化学繊維協会によると、17年の世界の主要繊維の生産量は9477万トン。合繊はその7割を占め、そのうち、ポリエステルが6割に上る。この10年、ほぼ横ばいで推移する綿やウールに対し、合繊の生産量は右肩上がりに伸び続けています。

リサイクル合繊

特にポリエステルは強くて熱で様々な形に成形でき、汎用で生産効率が良いため、衣料やインテリア、産業資材など広い分野に使われている。他の繊維に置き換えるのではなく、日本では、合繊の物性を維持しながら、持続可能な特性を持たせる開発が進んでいます。

リサイクル合繊やバイオ由来合繊はその好例だ。リサイクル合繊はここ数年、糸の太さや形状のバリエーションが増えた。高機能合繊をリサイクルで作る試みも活発だ。バイオ由来合繊は原料の一部、または全てを植物由来に置き換え、石油資源の使用量が抑えられる。物性は通常と変わらず、同じように扱えています。

再生セルロース繊維

植物を原料にした化学繊維に、再生セルロース繊維がある。植物から採取した繊維素(セルロース)を化学処理で溶かし、人工的に糸にしたもので、キュプラ、リヨセル、レーヨンが代表的だ。キュプラは、綿花を採取した後の種に残った、本来は廃棄される未利用繊維を原料にし、旭化成が世界で唯一生産し、「ベンベルグ」の名でグローバルに販売しています。

生分解性繊維

土の中で無害に生分解される素材は自然環境への負荷が低く、廃棄物処理問題の解決にもつながると期待される。日本国内では年間約170万トンの繊維製品が廃棄され、うち約8割が焼却か埋め立てで処理されていると言われている。生分解性繊維は、微生物の働きにより水や二酸化炭素に分解されるもので、植物繊維と動物繊維のほか、合成繊維でも生分解性を持つものがある。

その一つが、PLA(ポリ乳酸)繊維。トウモロコシなどのでんぷんを原料とし、石油由来のポリエステルと同様の紡糸方法で作られるが、耐熱性が低い欠点がある。また、埋め立て条件によっては微粒子が残留するものもある。天然繊維は生分解性が高いが、一般的な綿は綿花栽培に大量の水や農薬を使う点で環境負荷が低いとはいえません。

生産者や動物守る

環境に優しい素材として、消費者に最もイメージが定着しているのは、オーガニックコットンだろう。豊島の調査によると、消費者のオーガニックコットンの認知率は77.5%だった。過半が「環境汚染の改善や生産者の健康保全を目的にしている」という項目について「知っている」「何となく知っている」と回答した。農薬や化学肥料を3年以上使用していない農地で有機栽培した綿で、自然環境だけでなく、生産者の健康に配慮することも重視しています。

表からは除いたが、上記に記したようにフェイクファーもサステイナビリティーに外せない論点です。動物愛護、動物福祉の観点から、多くのブランドが毛皮の使用中止を相次ぎ宣言しました。

一方で、国際毛皮連盟が「ファッションはフェイクファーから撤退する必要がある」と題したリリースを発表し、石油由来のフェイクファーによる環境汚染とリアルファーの生分解性を訴えています。

 

サステナブルなファッションを選ぶ際の有力な手引きの一つとなるガイドが発表されたのが、世界有数の名門ファッション校、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションによる「スタイルガイド:ファッションとサステナビリティを探って(Style Guide: Exploring Fashion and Sustainability)」 「テキスタイル業界は気候変動の主となる要因であり、国際的な海上・空中の飛行と輸送の合計より大きな影響をもたらす」「製造された5着の服のうち、3着は12ヶ月以内に埋め立て地に送られる運命にある」「ファッション業界が排出するゴミの量は前例のないレベルに達している」と警鐘を鳴らし、「最もサステナブルな衣料とは、私たちが既に持っているもの(この世界に存在しているもの)だ」としている。

 

以上のことをふまえてISCAでは以下のサービスプログラムがあります。

  • クローゼットカウンセリング「現実を見る・見直す」

必要・不要・不要だけど捨てられない

過去への執着・モノはエネルギー

ライフスタイルの変化・体型の変化・時代を生きる

  • スタイリングレッスン「自分を知る自己認知」

人間の三要素と服の三要素、似合うとは馴染むこと

今の自分を知り、どうなりたいか?行動心理学の応用

  • 服トレ「教育」自己表現アイデンティティ・選ぶ力と使う知恵で着るを楽しむ
    SDGs12「つくる責任・つかう責任」

 

外見は1番外側の内面である、自分を上手く表現できることは自己肯定感をあげる。グローバル社会に必要な学びだと考えます。

 

社会問題と共にファッション業界が抱える問題を子供たちに伝え、選ぶチカラと、使う知恵を養うことを服を通して伝えていくことを【服トレ】と題して提案していくのが使命だと考えています。

 

サスティナブルスタイリスト
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