イヴ・サンローラン展「時を超えるスタイル」

イベント

新国立美術館で開催中のイヴ・サンローラン展「時を超えるスタイル」に行ってきました。
12月11日までです。出品リストは見事で、才能の誕生からオマージュまでとすべてが勢揃い。

また、世界の国々からインスパイヤされた作品、もちろん日本来日の様子などもです。

映画では、サンローランの苦悩な人生を垣間見れましたが、作品からのエネルギーを肌で感じることができた今回の展示は見る方の心に残るものに違いありません。

イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)は、20世紀の偉大なフランスのファッションデザイナーであり、彼の名前を冠した高級ファッションブランド「イヴ・サンローラン」は世界的に有名です。以下に、イヴ・サンローランおよび彼のブランドに関する要点を挙げてみます。

 

  1. キャリアの始まり
    イヴ・サンローランは、若干21歳でクリスチャン・ディオールの助手としてファッション業界に入りました。ディオールの急死後、1957年には彼がディオールの主任デザイナーに就任しました。
  2. イヴ・サンローラン ブランドの設立
    1961年には、自らのブランド「イヴ・サンローラン」を設立。その最初のコレクションである「YSLトラペーズ」は大きな成功を収め、以後、彼はファッションの新たな方向性を提示しました。
  3. 女性服と男性服の革新
    イヴ・サンローランは、女性に対するファッションのアプローチを変え、女性らしい美しさと知的な洗練を組み合わせたスタイルで知られています。また、彼は初めて高級ブランドが本格的に男性向けのプレタポルテ(既製服)を提供したデザイナーの一人でもありました。
  4. 「スモーキングスーツ」
     イヴ・サンローランは、女性が男性のスーツスタイルを借りて着ることを提案し、有名な「スモーキングスーツ」(女性用のタキシード風スーツ)を紹介しました。これにより、女性のファッションにおいても男性的なエレガンスが注目されました。
  5. アートとの関わり
    イヴ・サンローランは、芸術との強い結びつきでも知られており、彼のコレクションには多くの芸術的な要素が取り入れられていました。例えば、モンドリアンにインスパイアされたドレスなどがあります。
  6. 引退と遺産
    イヴ・サンローランは2002年に引退し、2008年に亡くなりました。彼の死後も、彼の名前を冠したブランドは存続し、さまざまなデザイナーがクリエイティブディレクターとしてその伝統を受け継いでいます。

イヴ・サンローランの影響力は、ファッションの歴史において非常に大きく、彼のデザインやアイデアは今なお多くの人に愛され、称賛されています。

「スタイルは永遠」というフレーズは、様々な文脈で使用されることがありますが、一般的には個々のスタイルやファッションが時代を超越しているという意味合いがあります。これは、一部のスタイルやデザインが流行や時代の変化に影響されずに、永続的に魅力的であるという考え方を表現しています。

この表現は、ファッションやデザインだけでなく、個人の行動や態度に対しても適用されることがあります。つまり、特定のスタイルや個性が時代や状況に左右されずに、一貫して存在感を示すことができるというメッセージが込められています。

時代を超えるスタイル、自分のスタイルをつくることは大切なアイデンティティだと思います。
表紙は表参道のDIOR前、サンローランはDIORからのスタート!!ご縁を感じて写真を撮っていただきました。
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