エコTイベント2019・第一回目は愛媛県今治市唐子浜海岸

イベント

エコTプロジェクトについて

ファッションと地球環境と経済を循環させるプロジェクト。エコTシャツを購入することでエコロジーな社会貢献になる。 オリジナルTシャツをつくることでアートを楽しみ感性を磨く。Tシャツコンテストをして想い出に残す。

宇宙に行くことを夢見る前に、地球に住み続けられることを考えることが先だと思った

カメの手にプラスチックの袋が引っかかっている写真
水中写真家 越智隆治

母なる海の危機が迫っています!!
今、海などの自然界に流出するプラスチックが世界的な環境問題となっています 。

増え続けるプラスチックごみに、リサイクルや焼却処理、埋め立て処理が追い付かず、 適切に処理されないプラスチックやポイ捨てされたプラスチックの一部が川や海岸から海に入り込みます。浮遊し続けるビニール袋、海底に大量に堆積するマイクロプラスチック… 今、海に大量に流入するプラスチックが、世界的な問題となっています。そして、2050年までに海に捨てられるプラスチックごみの総重量は、海に生息する魚の総重量を超えると予想されています。母なる海の危機は、人類の危機に直結します。この「海洋プラスチック問題」の解決に向けて行動しなければと今回のイベントを企画いたしました。

海洋プラスチック問題の前に、頭を悩ませていた別の社会問題のこと

今回のイベントを企画したチームISCAは「お客様の未来を創るパーソナルスタイリスト」のスペシャリスト集団です。私たちは今回の海洋プラスチック問題とは別に、スタイリストをしていて、最も身近な問題のひとつである「洋服の大量在庫・大量廃棄」についても「持続可能な世界を目指すための活動」ができないかと考えている最中でした。

洋服業界はファストファッションの台頭により、市場は右肩上がりに上昇しました。しかし、売れているものを今すぐに大量に生産し、売れ残ったものを処分する。そして現在、処分されるのは生産した50%と言われるサイクルになってしまいました。なかなか抜け出せないこの「大量在庫・大量廃棄」のサイクルをファッション業界に携わるスタイリストとして何か行動しなければという思いがありました。

2つの問題を結び付けたイベントを企画‼ 「プラスチック」から作った自分だけの「オンリーワンTシャツ」を使ったイベント

ひとつめの世界的な環境問題である「海洋プラスチック」。この「海洋プラスチック」実は新たな物質に蘇らせることが可能なことを知りました。そして、プラスチックからアップサイクルされ、生み出されたTシャツと出会いました。しかも、何度でも再生できるTシャツです。※アップサイクルとは「結果として得られる商品が元の商品よりも高い価値を持つように再生すること」です。

ふたつめの社会問題である「洋服の大量在庫・大量廃棄」。以前からこの問題に一緒に取り組んでいこうと打合せを重ねていたデジタルファッション株式会社様が手掛けた、アプリ「couture」は1着からの受注発注生産が可能です。しかも「couture」は1枚ずつ違うプリントをカスタマイズでき、リアルな製品イメージを3Dデータで確認し、投稿、そして購入することができます。自分の欲しいモノを欲しい分だけ購入することができるので「大量在庫・大量廃棄」問題とは無縁の仕組を構築されております。

このふたつの仕組を掛け合わせ「プラスチック」から作った自分だけの「オンリーワンTシャツ」を使ったイベントを思いつきました。このTシャツを使ったイベントを開催することで、多くの方と今地球が抱える大きなふたつの問題を共有することができ、これからの未来について考える場を創ることができると考えたからです。

チームISCAはスタイリストという立場から、この大きなふたつの問題を多くの方と共有し解決していくための架け橋となるためのアクションを起こしていきます‼

 

イベント内容は 「#100年後の地球を考える Tシャツアート展 ㏌今治」が軸

本家である高知県黒潮町のTシャツアート展
Tシャツアート展とは高知県黒潮町で毎年GWに開催されるイベントです。黒潮町のTシャツアート展のはじまりは、1989年。「写真・絵画展は室内でするもの」という考え方を無視した、世界ではじめての美術展(砂浜美術館はこの発想から始まりました)。キャンバスにみたてたTシャツに作品をプリント、浜辺に杭を打ち、ロープを張り、洗濯物を干すように並べていきます。波が寄せるとTシャツは砂浜に写り、風が吹けば踊りだす。砂浜一面に並んだTシャツは、ひとつの「現代芸術」として完成します。

黒潮町(高知県)の浜で撮影した、産卵を終えたアカウミガメのお母さん。「砂浜から地球のこと、考える。」は砂浜美術館のコンセプトのひとつである。砂浜美術館は30年以上前から、ウミガメが産卵できる砂浜の景観を保ち続ける活動をしている。

砂浜美術館

「プラスチック」から作った自分だけの「オンリーワンTシャツ」を使ったみんながワクワクするイベント

<イベントに盛り込みたい内容>

  1. 事前に「オンリーワンTシャツ」を申込いただく(アプリ「couture」)
  2. イベント開催日「オンリーワンTシャツ」の展示
  3. 砂浜のごみ拾い
  4. 海洋プラスチック問題を知ってもらう(内容は企画中)
  5. 洋服の大量生産・大量廃棄問題を知ってもらう(内容は企画中)
  6. 「オンリーワンTシャツ」のコンテスト
  7. その他、盛り上がるイベントを企画中

エコTシャツを購入することでエコロジーな社会貢献になる。 オリジナルTシャツをつくることでアートを楽しみ感性を磨く。Tシャツコンテストをして想い出に残す。ワクワク楽しくなるイベントです。

開催地は愛媛県今治市。第一回目は愛媛県今治市で開催。チームISCAの本部は東京ですがメンバーは全国にいます。今回は高知県出身、愛媛県在住のチームISCAメンバー大澤もとこの拠点である愛媛県今治市で開催。そして全国にいるチームISCAのメンバーが今治市に集結します。今後も全国各地で地方創生のイベントを開催したいと考えています。

Tシャツアート展を選んだ理由

チームISCAメンバーの大澤もとこは黒潮町がある高知県西部地方で育ちました。慣れ親しんだ黒潮町で開催されるTシャツアート展。Tシャツアート展はアートとして楽しむことに加えて、環境問題や社会問題を多くの人に知ってもらえるきっかけになるのではと考えました。そして黒潮町でのTシャツアート展を30年以上主催している砂浜美術館とありのままの風景を楽しむネットワーク:HIRAHIRAフレンドシップを結び、今治での開催が見えてきました。

生活の基本的な要件「着ること」「住むこと」について持続可能な視点を持つ

SDGsという言葉を聞く機会が多くなっています。

SDGsは「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)の略です。2015年に国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。「持続可能」をキーワードに世界の意識が高まってきています。消費するだけのあり方や環境を私たち一人一人が見直し、考え、取り組まなければならない時代に突入しています。

「正しい」より「楽しい」がキーワードで考え、行動し、未来を変える

「環境問題や社会問題について考えて」と言われると、とても大変で頭が重くなると思っていませんか?何事も正しくても楽しくないと続かないとチームISCAは考えます。「正しい」より「楽しい」をキーワードに「持続可能な世界」を目指して、継続した行動で未来を変える企画・提案をいたします。そして、環境問題や社会問題にサスティナブルファッション提案というカタチを軸に貢献して参ります。

 

プロジェクト全体の想定スケジュール

黒潮町(高知県)Tシャツアート展の写真。

現在、開催に向けて始動いたしました。ザックリとしたスケジュールではありますが、協力、賛同してくださる方々と一緒に素晴らしいイベントにいたします。

【開催期間】2019年10月5日~6日 ※目標資金に達成した際は開催日の1日追加を検討中。

6月…Tシャツ発注システムの構築。今治市内会場の確認・予約手配。イベント内容詳細打ち合わせ。
6月下旬…WEBでのイベント告知発信。
7月…オリジナルTシャツ出展申し込み。
9月…イベント開催準備

私たちにできること

地球環境問題とファッションビジネスの大量在庫・大量廃棄問題をファッションビジネスに携わっている私達だからこそ、できることを見つけました。

人は衣服を着なければなりません。その意味をもう一度考え、買わない選択ではなく消費がエコロジーになり社会経済が循環するサスティナブルファッション提案の仕組みを作ること。

消費すればするほど環境に良い仕組なのです!ご賛同して頂くことで社会貢献になります。

何卒、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

みとん今治 こちらで詳細に取材していただきましたのでご覧ください。

 

 

イベント立案者紹介

 

一般社団法人 国際スタイリングカウンセラー協会

代表理事

澤木 祐子(さわき ゆうこ)

スタイリスト歴40年。広告全般のほか、ファッションショー・雑誌・テレビ・舞台などに出演する、芸能人や文化人のスタイリングを手掛ける他、一般個人向けファッションサービス、講演、研修講師。また、次世代のスタイリストを育成中。

 

一般社団法人国際スタイリングカウンセラー協会
スタイリングカウンセラー®/インストラクター
スカーフストールスタイリスト®/インストラクター

大澤 もとこ(おおざわ もとこ)

高知県出身。大手食品会社に13年勤務。秘書、経営企画、営業企画、マーケティングなど経験。退職後、「行動だけが真実である」をモットーに、「お客様の未来を創るスタイリスト」として活動。ユニクロ今治店コラボ企画(予約制スタイリスト)、大手企業の制服スタイリングブック制作、講演、研修講師等、愛媛県を中心に活動中。

エコTイベント2019はおかげさまで大好評でした。当日の来場者数3000人愛媛新聞・愛媛テレビ・FM愛媛・Yahoo!ニュース、地元紙多数に掲載され話題になりました。エコTイベント2020は藤沢湘南海岸で開催予定でしたが、コロナの影響で中止となりました。そこで開催予定日の8月1日12時~14時にオンラインライブをYouTubeで配信します!ISCAはサスティナブルファッションの啓蒙活動をこつこつと続けていきます。

 

 

#100年後の地球を考えるTシャツアート展
イベントは2日間で総動員数3,000人越えでした。海と空の間に211枚のオリジナルTシャツが舞い、それが全て最新の技術で生まれた、世界でたったひとつのリサイクルTシャツという驚き。
自然に溶け込んだロケーション、圧巻でした。トークセッションもワークショップも物販も人が途切れることなく盛況でした。
改めて、ご来場や応援ありがとうございました!
全ての作品が素晴らしくて、愛があり、優しさがありました。
グランプリ・カスタムオーダーアクセサリー
特別賞・セミオーダーバッグ
来場者投票賞・今治高級タオル詰め合わせ
作品賞・エコバッグ
どの作品が選ばれたかご覧くださいね。
そして、全ての応募者の皆さまの深く感謝申し上げます。

 

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