ファッションインジャパン1945‐2020流行と社会レポ

ファッションレポート

 

ファッションインジャパン1945‐2020流行と社会

fashion関係者はもちろんのこと、関係者でなくとも、懐かしく感動すること間違いなしの展示
新国立美術館で6月9日から9月6日まで開催中です。

※写真撮影はNGでしたがヴォーグに掲載されていました。

・田中千代

田中千代が「美しい花には健全な根がある」という理念のもと、基礎技術をしっかり身につける教育を実践するために設立したのが、今の渋谷ファッション&アート専門学校(前 田中千代ファッションカレッジ)

・杉野芳子

単身渡ったアメリカで自分自身の生活体験の中から西洋衣裳の制作技術と服飾文化を身に付けて、帰国後日本における服飾教育を開始。ドレメ(杉野学園)

・伊東茂平

伊東衣服研究所を開いたファッションデザイナーです。戦前からデザイナーとして活躍し、1929年に前身であろうイトウ洋裁研究所を設立。

・桑沢洋子

20世紀の昭和時代に活動した日本のファッションデザイナー。桑沢デザイン研究所および東京造形大学の創立者。

(敬称略)などファッションスクールを立ち上げた方々

 

高田賢三山本寛斎三宅一生森英恵鳥居由紀という世界的なデザイナー(敬称略)
初期の作品展示はどれもストーリー性があり、ため息がでるほどステキ!

川久保玲(ギャルソン)やヨージヤマモト(Y²)ニコルヨシエイナバタケオキクチ

ジュンコシマダタヤマタツロウツモリチサトの懐かしのアーカイブ(敬称略)

スタイリストになったのが19歳、1980年代でしたが小中学生から読んでいた雑誌
10代の時に通ったブランドは古い言い方ですが、懐かしく青春の1ページ
お小遣いやお年玉をためて買った、荒巻太郎さんのマドモアゼルノンノンのセーター
18歳の夏休みは太郎さんがパリに住む奥様のフーチさんに会いにいくので明治神宮前で拾った愛犬じんぐうのご飯係で1ヶ月原宿の太郎さんのアパートでモデルをしていた友達とアルバイトしてました。

原宿のストリートカルチャーを築いてきた伝説的ブランドのひとつ、ガーリーの走りブランドは大川ひとみさんのMILKなど、未だにブランドが健在なのが嬉しいです。

セツモードの長沢節さんのイラストは心が躍ります。
どの作品も今、拝見しても新しくファッションのチカラを感じずにはいられません。

内容はリンクをクリックして是非、ご覧ください。

1920年から1945年 和装から洋装へ

1945年から1950年 戦後、洋裁ブームの到来

1960年代 作るから買う時代へ

1970年代 個性豊かな日本人デザイナーの躍進

1980年代 DCブランドの最盛期

1990年代 渋谷、原宿から配信された新たなファッション

2000年から2010年 世界に飛躍した「KAWAII」そして「いいね」の時代へ

未来のファッション

年代ごとに洋服やファッション誌が展示されています。

NO8撮影可能な未来ファッション展示の解説させていただきます。
このコーナーは撮影可能でした

 

ユイマナカザト

TYPE-1という新しい衣服のサービス。縫製をせず、自由にカスタマイズができるというその衣服
手塚治虫の「火の鳥」に着想を得た2020年春夏コレクション
サスティナブルなオートクチュールの可能性について追及している。

 

先日アップした袖が赤いミッキーの耳になっている土にかえる素材でできたTシャツ

アンリアレイジ

ブランド名の「ANREALAGE」とは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味している。日常の中にある、非現実的な日常、また、ふとした捩れに眼を向け、見逃してしまいそうな小さなことをもデザインの着想としている。ディテールはもちろん、雰囲気などさまざまな角度でスタイルを提案する。「服やショーを4次元的にとらえる。その4次元的な空間が作りたくてショーをやっている」と語っている。「神は細部に宿る」が信念。https://www.fashion-press.net/brands/325

リトゥンアフターワーズ

ファッションで紡ぐ物語

2007年、山縣良和と玉井健太郎が設立。

コンセプトは「個人一人一人の心と心の対話の中で、人とファッションの新たな関係性を構築し、持続的でエモーショナルな作品、環境を提供すること。」ファッションデザインを衣服のデザインと捉えるのではなく、「人間の様相、流行のデザイン」と捉え、教育、社会、文化、環境的観点を持ったコミュニケーションツールとしてファッションの役割を提案すること。

サステナビリティへの考慮の必要性やコロナ禍など、今はものづくりにあたって制限となりかねない課題が多く、ファッションの世界に足を踏み入れるのが大変な時代であるような気がします。

装うことは人間の本質なので、どんな時代になっても求められるはず。

パグメント

日本の服装史を着る。大谷将弘と今福華凜の2人が14年に作ったファッションレーベルで、美術とファッションの両方に軸足を置いてコレクション発表や展覧会、パフォーマンス、演劇の衣装制作などといった活動を通じて独自の世界を見せている。

ミキオサカベ

心とファッションの距離。日本での活動を決めた背景としては「日本は歴史がない分、自由。日本から世界に羽ばたく新しいムーブメントを起こしたい」と話ている。その他「イメージするものを作りたい」プレスのインタビューで語っている。

 

サイトには様々なイベント情報、例えば、8月7日には石津祥介さんが日本のメンズファッションを語るイベントがあるそうです。ファッションとはカルチャーであり、情報です。
ファッション業界を支えてきた方々に感謝と敬意を込めて紹介させていただきました。

 

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