伝統を現代に纏う(ARLNATA)

サスティナブルファッション

 

伊勢丹で行われたARLNATAオープニングイベントに行ってきました。

ARLNATA代表の寺西さん、牛首紬の西山さん、螺鈿織の民谷さんの貴重なお話を伺うことができました。

石川県白山市にある白山公房、牛首紬の魅力は、紬織物と絹織物の両面を秘めた独特の地風にあるといわれています。美しく強く、肌になじみ、最高の着物の着手たちを唸らせてきたその味わいは、全生産工程を一貫して行う、という全国でも極めて珍しい方法によって生み出されているそうです。

 

民谷螺鈿、きもの用帯、ファッション・インテリア向け美術工芸織物は、西陣の伝統的織技法「引箔」の応用により、貝殻を織物にすることに成功。螺鈿織としてきもの用工芸帯の製作を続ける。
近年はその技術を活かし、木、革、漆などを使用した独自の織物をファッション、インテリア向けに螺鈿織と共に展開している。パリ、ニューヨーク、スイスなどのハイブランドとの取り組み実績多数だそうです。

日本の伝統を受け継ぐ工程やものづくりの美しさは世界に誇れるものだと感心します。雄大な自然の中に存在するファッション文化の炎を絶やしたくないと動画を配信させていただきました。

パリのエルメスで働いていた寺西さんのようなデザイナーが現代に取り入れられるデザインで新規顧客を開拓し、世界に日本の良さを伝えてくださるのは素晴らしいことだと感じました。

特に動画の最後に紹介させていただいた牛首紬とニットのポンチョは着物にも合うし、洋服にも合わせられる使いやすいアイテムだと思いました。

裁断した時に出る残布(美しすぎて残布という言い方が合いません)を使用したネクタイのような細さのニットとのコンビスカーフはユニセックス(ジェンダーレス)でセンスを感じました。

タイトルとURLをコピーしました