カラフルな糸の裏にサスティナブルな秘密が

サスティナブルファッション

 

饗庭貴子さん(あいば たかこ)さん ・名古屋市在住 手芸が得意で、作品作りだけでなく、愛用品を長く大切に扱うことにもその特技を活かされています。 文学や芸術にも造詣が深く審美眼があるので、長く使える良いものを選ぶ目をお持ちです。

 

 

ダーニングという言葉をご存知ですか?

「かがる」とか「繕(つくろ)う」という意味です。

穴があいたり、シミがついたり、傷んだ衣類などを修繕することです。

今やこの日本語の「かがる」「繕う」も馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

ただ修繕するだけではなく、敢えてカラフルな糸などを用いてデザインしてしまうのがダーニングです。

私の手芸が得意な友人が、動画を見せてくれたことで私も知り、皆さんにもご紹介したいと思いました。

 

新しい糸で縦糸と横糸を紡ぐ方法もあれば、アップリケを貼り付ける方法もダーニングだそうです。

動画の靴下は、商品としては特別なものではないのですが、お子さんが「どうしてもはきたい」と言うのでダーニングをしたそうです。

身にまとうものは、単なる道具ではなく、色々な思いがこもっています。

モノだけでなく、気持ちもこうして大切にしていきたいです。

 

◾️饗庭(あいば)貴子さん

手芸が得意で、作品作りだけでなく装飾品の修理などもまめに行っています。
本業は薬剤師さん

子育て中のお母さんのためのコーチングもなさっています。

 

文学や芸術にも造詣が深く、今回の”ダーニング”というテーマでも、サッとダーニングが出てくる本や映画の引用をしてくださいます。

 

貴子さんのお話を聞いて、私も母のカシミアのカーディガンをダーニングしました。

押入れの隅に紛れていたのを見つけた時は、ほぼ新品なのに虫食いだらけでした。

傷みのひどい袖の部分はカットして、その他の穴は放射状に刺繍糸でかがりました。

 

 

 

レポーター スタイリングカウンセラー®玉木晶子(たまき あきこ)
サスティナブルスタイリスト ・Wake Up ワードローブコーチ ・配色アレンジメント提案 「何年着ても、いつまでもときめくワードローブ」 のためには”自分に何が必要か”を知ることが第一。 コーチングのプログラムで自分で選べるようになるよう 寄り添います。 https://shikisailife.jp
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