サスティナブルなセルロース(植物)繊維

サスティナブルファッション

 

大量在庫、廃棄問題が重要視されている、ファッション業界は、昨年から今年にかけて、サスティナブルな素材に着目しています。

 

サスティナブルな素材の調達に、どこのブランドでも力を入れはじめました。

 

セルロース繊維とは?
セルロースをもとにした繊維の総称。衣料やインテリア向けの糸、綿火薬、各種の紙やフィルターの原材料として使われている。綿などの種子毛繊維、リネンやラミーをはじめとする靱皮(じんぴ)繊維、バナナなどの葉脈繊維といった植物繊維や酢酸菌などの動物繊維と、樹木や木材パルプの天然セルロースを溶剤で溶かし、細く長い連続した繊維を人工的に製造した再生繊維とに大別されるが、通常は後者をさす場合が多い。これらのセルロース繊維には、ビスコースレーヨンやポリノジック、キュプラ、テンセル(リヨセル)などがある。また、アセテートはセルロースを原料にしているものの、化学組成がセルロースから変化しているため、半合成繊維に分類される。(※日本大百科全書説明)

 

リサイクルポリエステルやオーガニックコットンなどを、サスティナブルな素材と呼んでいますが、その中で木材を原料としたものが、セルロース繊維です。

 

レーヨン、リヨセルなどの木材から取り出したセルロース使用の繊維として原生林や消滅の危機にある森林からの調達を避けて、きちんと管理された森林認証のある原料を選ぶこと。

 

H & M やGucciは、2025年までに自社の製品に使用するセルロース繊維をちゃんと優先的に認証されているところから調達を行うことを宣言しました。

 

ステラマッカートニーは、サスティナブルファッションの先駆者と言われていますが、森林保護団体と協力してセルロース繊維の環境への負担を調整して減量原料調達から製造までのトレーサビリティを行っています。

 

木材ファイバーとコットンの古着や残布を混合して作る新たな循環型のセルロース繊維の環境への負荷が少ないとされたユーズドの衣類から製造されたレーヨン素材を使用したりしています。

 

今は、世界の市場で7%未満しか閉めていませんが、今後セルロースファイバー国際会議によると2024年までには9%以上に伸びるのではないかというふうに予測されています。

 

それは各ブランドがサスティナビリティな素材に注目しているからだと言えると思います。

 

洋服は色と形と素材でできています。特に素材はサスティナブルファッションには欠かせない要素なので、しっかりとモノ選びに役立てたいと思います。

 

手ごろな価格でサスティナビリティを提案しているH&M

※表紙画像はH&Mからお借りしました

 

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